遊休地をそのままにしておくと、固定資産税がかかるだけで得なことは何もありません。そこで、多くの方は駐車場等にするなどの対策をとりますが、これも固定資産税をカバーする程度で、あまり有効な使用方法とは言えません。そこで多くの方が遊休地にアパートやマンションを建てることになります。
この方法は確かに多くのメリットがあります。建物の相続税上の評価は、実際建設にかかった費用の半分ぐらいになりますし、さらに借家権分が減額されますので、相続税の評価額をかなり下げることができます。しかも、毎月の収入が入りますので、良いことだらけに見えますが、実は、この対策をとって失敗している方もたくさんいます。
次回は、この遊休地にアパートを建設することの落とし穴について述べてみたいと思います。