A:相続対策としてアパートを購入するという対策はよく取られますが、この際に多くの人は、アパート購入に際して何億もの借金をして大丈夫なのかと心配されます。
借金が問題なく返済できるかどうかは、借金の額によって決まるものではありません。1千万円の借金でも返済が滞る借金もありますし、10億円の借金でも返済に問題がない借金もあります。これは、その謝金が良い借金か、悪い借金かに依存します。
良い借金とはその借金に掛かるリスクが十分に検討されており、たとえリスクが発生したとしても返済に問題がない借金です。アパート経営の主要なリスクは空き家リスク、家賃下落リスク、修繕費発生リスクなどです。したがって、アパート経営を計画する際に、これらのリスクをある程度も盛り込んでおき、これらのリスクが発生しても返済が出来る計画になっている借金が良い借金です。
これに対して悪い借金とは、計画がギリギリになっており、何らかのリスクが発生すると返済が出来なくなってしまう借金です。
アパート購入等で借金をする場合には、これらのリスクを十分に計画して、多少のリスクが発生しても返済に問題ないような良い借金をするようにしてください。そうすれば、返済に問題ない借金になり、数億の借金であっても心配がないということになります。
当事務所では、返済計画の作成もお手伝いし、余裕のない投資は絶対にお奨めしないようにしていますので、ぜひお気軽に相談ください。