生命保険でなく、個人年金保険と生前贈与を組合せて相続対策にすることも出来ます。具体的には、生命保険と同様に、親から子供に一定の金額を毎年贈与し、その金で子供が契約者、被保険者ともに子供の年金保険に加入し、保険料を払うものです。
こうすることによって、子供の老後資金を作ってあげることが出来ます。今後、公的人金だけで老後の生活をしていくことは大変ですので、こうやって子供のための老後資金を作ってあげるわけです。
また、生前贈与されたお金で親を被保険者にした保険に加入しようとしたが、親の健康上の問題で保険に加入出来ないというケーズもよくあります。このような場合には、親を被保険者とした個人年金保険に加入するという方法がとれます。個人年金保険は、審査がありませんので、健康上の問題を抱えた人でも加入することが出来るからです。この場合には、親が亡くなっても一定期間は子供に年金が支給される契約のものを選ぶことが重要です。
このように生前贈与と保険の組合せはいろいろなバリエーションがありますので、それぞれのメリット、デメリットをよく考えて、最適なものを選択するようにしてください。